《年少組》クリスマス
作品展が終わると、次は折り紙で飾りを作ったり、ツリーに飾り付けをしたり、各クラスがクリスマスムードになる。子ども達にもうすぐクリスマス会がある事を伝えると「え！サンタさん来る！？」「楽しそう！」とワクワクした表情が見られた。「サンタさんが来てくれる様に可愛くお部屋を飾り付けするのはどう？」とこちらが提案すると「いいね！」と皆大賛成で早速飾り作りが始まった。サンタや雪だるま・輪飾りなど、様々な作り方を教え、その中の好きな物をそれぞれ作っていると楽しそうな会話が聞こえてくる。「サンタさんです！プレゼントを持って来たよ！」「僕はもじゃもじゃひげサンタだよ～！」とサンタさんになりきって話す子ども達。すると「わぁ！○ちゃんのツリー長いね！」と沢山葉の部分を重ね繋げている子を発見。それを聞いた周りの子も「私のツリーも長いよ！」「僕のかっこいいでしょ！」と皆で楽しそうに作る姿が微笑ましかった。「どうやってやるの？」と作り方が分からない子がいると「ここにのりをつけるんだよ！」と友達同士で教え合い、作り上げる姿もあり、周囲に目を配れる子も増えてきた年少組。クリスマス会ではサンタも登場し、部屋にはプレゼントが置いてあった。「え！なにかあるよ！」「サンタさんがこっそり持ってきてくれたんだ！」「来てくれて良かった～。」と大喜び。ケーキを皆で楽しく食べ、キラキラ笑顔が沢山見られた1日となった。日々の生活や行事を経て、育ち合う子ども達をこれからも見守っていきたい。
《年中組》スポーツ大会
年中合同のスポーツ大会を開催し、3種目行った中、第1戦は“クラス対抗綱引き”。大きな綱を前に両手で上手く握る事が出来ない子もいたので、握り方の説明からのスタートだったが一生懸命体重をかけて引っ張る姿はとても可愛かった。「うわー！引っ張られてる！」「強いな！！」と声を上げながらも「オーエス！オーエス！」（綱を引く時の掛け声）とクラス皆と力を合わせて綱を引いていた。結果はなんと全クラス1勝ずつの引き分けで「皆勝ち～！！」と言うととても嬉しそうだった。第2戦は“大玉転がし”。クラス対抗ではなく男女対抗で行い、2．3人で力を合わせて大玉を転がす。真っすぐ転がすのは難しく、曲がってしまう事もあった。担任の「こっちだよ～！」「そのまま真っすぐ！」と言葉がけで徐々にコツを掴みはじめ、2回戦目では笑顔も多く見られるようになった。2回戦とも男の子が勝ち「前に転がすのが上手だね！」と言うと「でしょ～！ありがとう。」「だってサッカーに似てるから俺得意だもん！」とコツを掴むのが上手だった。第3戦は“クラス対抗のリレー”。毎日の戸外遊びを通して体力がつき、どのクラスも最後まで必死にバトンを繋ぎ、運動会の時よりも加速していて成長を感じた。全種目が終わると表彰式にうつり、1クラスずつ『とっても足が速かったで賞』『元気一杯頑張ったで賞』『大きな声で応援したで賞』と手渡されると「うわー！」「やったー！」と目をキラキラさせていた。これまでの行事や普段の生活を通し、子ども達1人ひとりの成長やクラスの団結を感じる事ができた。種目によってはクラスの枠を越え話したり、仲間を応援する姿が見られ、子ども同士の仲が深まってきた今だからこそ出来る喜びの共有や楽しさがあったと思う。
《年長組》ウキウキ大会
2学期も残りわずかとなり、年長合同で楽しめる活動を計画した。その名も“年長ウキウキ大会”。早速皆に「これからウキウキ大会を始めます！」と言うと「やったー！」「楽しみ！」と友達と顔を合わせて喜ぶ子ども達。今回は、普段やらない種目も含め、クラス対抗ではなく、各クラスを3分割し、“オレンジ・紫・緑チーム”と混合戦での開催。皆にチーム発表をすると「○ちゃん一緒だね！」「嬉しい！」「頑張ろうね！」と年中少の時に仲良しだった子と同じチームになれて嬉しそうにする姿もあった。最初の“玉入れ”では高い網を目掛け、一生懸命玉を拾っては投げるを繰り返す。次の“フラフープおくり”では皆で手を繋いで1列になりフラフープに体を通していくので、上手くくぐれず苦戦するも、同じチームの子が「足から入れるんだよ！」とアドバイスをし無事どのチームも終える事が出来た。次の“ボール運びリレー”では４人１組となり布を持ち、その上にボールをのせて運んでいく。ボールが落ちない様に息を合わせて運ぶのだが、交代の際にしっかり布の角を持たずに走り出してしまう為、何度もボールがコロコロ落ちついてしまうのだ。しかし、それに気づいた子が「○くんここ持って！」「じゃあ私ここ持つよ！」と仲間と声を掛け合って協力する姿はさすが年長だなと感心してしまう。そしてここまでの結果はなんと各チームが１勝ずつしており、最後のリレーで総合優勝が決まるという盛り上がる展開となった。子ども達もドキドキワクワクした様子の中、笛の合図でスタートすると「頑張れ！」と同じチームを必死に応援していた。結果は紫チームが１位となり総合優勝が決まったのだ。このようにクラスの枠を越えて行ったことで年長全体でより絆が深まっていく。３年間を共に過ごす仲間だからこそ皆で協力し、チーム一体となって楽しめ、盛り上がった。残りの園生活もクラスはもちろん年長全体として濃い時間が過ごせる様、援助していきたい。
