春の遠足 舞岡公園

《年長組》
休園となり本来予定していた所とは違う場所になったが、近場でも皆で楽しい思い出を作れる様にという気持ちも込めて舞岡公園への遠足となった。子ども達に遠足がある事を伝えると「え!?行けるの?」「やった~!」と大喜び。「あっ!お菓子買わなきゃ!」「何持っていこうかな?」と楽しみにしている姿があった。遠足当日、長い道のりを歩き、様々な発見をしていた。道中、見た事のない様な珍しい形の花を見つけた。「なんて名前だろうね?」と担任と子どもで話していると、近くで散策をしていた方が「トラノオっていう花。」「花の形がトラのしっぽに似ているからそう言うんだよ!」と教えてくれ「なるほど!」「確かにトラのしっぽみたい!」と新たな発見を一緒に味わった。また、小さな池があり、そこには2羽のカモがいた。「見て!カモがいる!」「初めて見た!お母さんと子どもかな?」と普段見る事のできない動物を見て嬉しそうにしている様子も見られた。休憩場所に着くと「あれ?何かいる!」「えっ、あれモグラじゃない!?」と何人かが言うと、その場にいた子ども達は一斉に駆け寄り「わぁ!本当だモグラだ。」「すごい!初めて見た!」と興奮したり「でも死んじゃってるね、かわいそう…。」「暑さでやられちゃったのかな?」とモグラを労うなど様々な反応があった。歩き疲れると「あとちょっとだって!」と励まし合ったり、担任が月の歌を歌うと、それに合わせて皆で歌うなどしながら歩いていった。沢山歩いた後のお弁当はとても嬉しかった様で、美味しそうに食べる姿があり、ヘトヘトだった子ども達のパワーも回復し思い切り遊ぶ姿があった。「鬼ごっこしよう!」「いいよ!」と担任も加わって一緒に遊んでいると「この木すっごい大きいから隠れとこうよ!」「本当だ大きい!何の木だろう?」「幼稚園より広いからいっぱい走れるね!」という会話が聞こえ、遊びの中でも自然を感じる場面があった。多くの動植物に目を向けながら、園外ならではの解放感を味わい、自然に親しみを持つ事が出来たとても楽しい遠足となった。

《年中組》
いつもと違う登園時の格好にわくわく!「先生おはよう!遠足楽しみだね!」「お菓子3つも持ってきたちゃった!」「プリンセスのリュック可愛いでしょ~!」「僕のミッキーのシート新しいんだ!」とお菓子の数や種類、持ち物の説明など嬉しそうに話してくれた。舞岡公園までの足どりも軽く到着し、早速園内を歩いていると紫陽花を見つけ、「わーきれい!でも幼稚園のよりちょっと青っぽいね!」「あっちにはカモがいるよ!」「大きいからお父さんとお母さんかな!子どもはどこだろう?」「幼稚園に行ってるんじゃない!?」と植物や生き物を見つけ、立ち止まって観察するほど興味津々で担任や友達と会話に花が咲いた。暑さもあり歩くにつれ汗や疲れも見えてきたが「よし!皆新幹線モードになるよ!頑張ろう!」と鼓舞すると「僕ははやぶさになっちゃうぞ!」「私も!皆でスイッチオンだ!」と再び強く歩き、ようやく遊ぶ場所に到着した。広い野原で「先生!鬼ごっこしよう!」と誘ってきた。その体力には驚かされるが、担任も負けじと「いいよ!先生が鬼ね、待てー!」と一緒に走り出す。一方で「うわ!何か今ガサガサって動いたよ!」と草むらを指す子に皆が「おばけかな?」「いやドラゴンじゃない?」と探検ごっこが始まり、草むらに入っていたものの、結局正体は分からなかった。「もう1回探検しよう!」「次は捕まえるぞ!」と公園ならではの遊びを楽しむ事もでき、沢山歩いて遊んだ後のお弁当とお菓子は皆幸せいっぱいの表情だった。進級して少しずつクラスの友達と仲良くなってきた今、仲間と一緒に発見したり想像する楽しさをより味わえた1日となった。

《年少組》
入園してから2ヶ月が経ち、少しずつ園生活にも慣れ、友達との関わりも見られる様になってきている。子ども達は「今度お菓子持って公園行くんでしょ?!」「外でお弁当食べるの楽しみ!」と遠足を心待ちにしていた。当日、ポツポツと雨が降り出発できずにいると、「まだ行かないの?」「早く止むと良いね。」と心配そうに話していたが、雨が止み、出発すると元気に歩く姿が見られた。初めて通る道では、「葉っぱのトンネルみたい!」「トトロが出て来そう!」と自然に触れたり、歌いながら進んで行った。道中急な階段は大変だったが、「あと少しだよ!」と友達を励ましていて、皆一生懸命歩いていた。広場に着くと、木の枝や実を集めて「BBQしよう!」「カレー作りたい!」「僕混ぜるね!」と自然の物を使ったおままごとをしたり、もぐらの穴や花、生き物等を見つけた時には「こっちにもあったよ!」「あっちにも探しに行こうよ!」と興味津々で色々な所を探検しに行っていた。また、こちらがしゃぼん玉をすると、大きいしゃぼん玉割りチャンピオンを競ったり、遠くに飛んで行ったしゃぼん玉をどこまでも追いかけようとする子もいた。頑張って歩いた後のお弁当はとても美味しく感じた様で「外で食べると気持ち良いね。」と嬉しそうだった。帰り道はへとへとになりながらも園に着いた時には「楽しかったね!」「また行きたい!」と笑顔が見られ、子ども達にとっては大冒険の1日となった

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