年少、年中、年長…全ての学年が例年3学期に行っている遊びを2学期のこの時期にルールを理解し、沢山体を動かし、楽しんでいる事がすごい。
子どもの成長段階に合わせ、遊びの種類を増やしていく為、3学期の内容は、ルールもプラスされたり、より複雑になる。そんな中…、既に子ども達は、自分のものとしている。
ルールが理解出来なければ遊びも楽しくないし、体も思うように動かない。しかし、毎日回数を重ねていく『経験』こそが大切で『楽しい』『好き』と言う気持ちへと変わっていく。
ふたば幼稚園は、集団遊びに力を入れているが、どの学年も「こんなに動けるものか?」と驚かされ、関心させられる。
ドッチボールでは、ボールを目で追っていなければ、自ら投げる事は出来ない。「ボールに当たったら痛い。」という恐怖も勇気を出して取れた時、相手を当てられた時は『喜び』に変わり、『自信』へと繋がって体感していく。
走る遊びも同様、逃げる側は鬼の動きを感じ、時には『はさみうち』を予測しながら、体力が続く限り走り捕まらない様にする。また、鬼は捕まえる為の策を考える。そしてどの遊びも勝敗が決まると、『バンバン』 (手を高くし、ピストルのようにかかげる事)と言う合図に、皆が集まり結果発表をするので、目や耳を傾けなければいけない。この様な事を肌で感じ、知識を身につけている。
チームに分かれて遊ぶものは「○ちゃん、同じチームになって欲しいな。」とそんな言葉に心は動き「いいヨ!!」とクルッとカラー帽子の色を変えてすぐさまチーム移動。心の緊張が解け、クラスの子の名前をしっかり覚えた2学期。仲間関係の深さから出る言葉や、思いを伝える大切さが伺える。
時代は平成から令和となり、今まで以上に飛躍的な成長を遂げ、子どもの熱量と勢いがとまらず、本当に素晴らしく思う。何より子ども自身が『好きな遊び』『得意な遊び』がハッキリして「これがしたい。」という意欲がどんどん生まれており、これまで以上の良い形で、令和元年が終わろうとしている。私達は更に遊びが充実するよう務め、子ども達から学びながら3学期も発展させ、2学期以上の向上を目指していきたい。どんな3学期となるか?今から期待も大きくワクワクする。
♫くるくるフレンド♫
★クルクルフレンドとは…クラスの枠を外し、徒歩・バス等通園コース毎に分かれ遊んだりする。
学期に1回行うが、年少は落ち着いた2学期から参加する。今回はお弁当持参で1時間ほど過ごした。全学年交流できる機会でもあり「同じクラスの子以外の友達とも食べよう。」と促し「誰と食べようかなー?」普段とは違う賑やかな昼食時間であった。その後、園庭では全クラスのカラー帽子が混ざり合って、遊んでいた。鬼ごっこ系は年少児もルールを理解し、ほぼ動ける為、大いに盛り上がって年中・年少児が、鬼に捕まった年長児の元へ行き、助けに行ったり、年長児は逆に年下の子に「こうやって助けてもらおうネ。」と優しく声を掛け、助けてもらう為のポーズを再確認している場面が見られる。一方で、兄弟同士が、追って追われたり…と繰り広げられ、いつもと違った光景だ。各コース毎に、受け持つ担任も変わるが、クラス担任の周りで遊んでいた1学期から2学期になると、他クラス・他学年と交流しながら遊ぶ時間も増えている事もあり、自然に楽しさを共有し合っている。そして年中・年長児にとっては、元担任と遊べたり、話せたり、懐かしくもあり、特別な時間だ。
日頃から行っている集団遊びでも年長児の動きに刺激され、年下への思いやりを持てる縦わり保育のクルクルフレンドである。
3学期も室内ゲーム、製作、散歩など一斉活動を行うが、『担任以外の先生』と関わる事で、子ども自身の視野も広がり社会性を学ぶ事が出来る。そして短い時間の中でも、子ども同士互いに育む時間を大切にしていく。
♫作品展♫
2学期は、行事が多く運動会が終わると、気持ちを切り替え作品展に向け、1ヵ月程かけて取り組んだ。如何だったでしょうか?美術講師の倉田先生にアドバイスを頂きながら各部屋を出来る限りシンプルにし、子どもの絵や作品をじっくり見て頂けるセッティングをしました。お子様の成長を『表現』という形で感じとって下さったら幸いです。