学年に見合った持続性

《年中》
担任がバス乗車の時、各クラスをまわって遊ぶのだが、かっこいい年長のこま回しに刺激され年中も始めるものの、夢中になる深さはやはり年長の方が勝る。「先生走る遊びしない?」「そうだね、寒いもんね。」と周りの子も同感し、別の遊び決めスタート!!どのクラスも進行役(いわゆるリーダー的要素をもった子)の顔ぶれはだいたい同じだが、新たな顔ぶれが登場するのは3学期とも思える。また遊びの内容も1つの遊びにルールを加えたり、2種類の遊びを合体させるなど(高鬼とバナナ鬼を合わせたバナナ高鬼)変化をつけて遊んでいる。遊びがつまらなかったり、友達の関わりが薄いと固定遊具に流れがちだが、ふたばの固定遊具(汽車など)は本来の楽しみ方より、遊びの中で逃げ場の手段として使われていることが多く、同時に集団遊びが活性化している証でもある。

《年少》
幼稚園で初めての冬を過ごす年少は、寒くてシクシク泣いてしまったり、震えて体が動かない子がいる。そんな時、抱っこして担任がジャンパーで包み、互いのほっぺをスリスリと、ぬくもりを感じさせてあげたり「沢山体を動かせばあったまるよ!!」と声を掛けている。この時期他クラスや他学年とも交流し遊びを楽しむこともある。クラス単位だとあっという間に勝敗が決まるものでも、年中とやるとなかなか長い。その為「疲れたぁー。」と持続性の限界でちょっと弱気な発言をする子も…異年齢交流により体感したことも日々の繰り返しで少しずつ学年に見合った持続性もついて来ている。

朝ご飯〇〇食べて来たんだ。の一言から友達同士の会話が広がったり、ピコ太郎の振りをまねして歌ったり、『海の声』まで楽しそうに歌い合う姿にはビックリ!3学期はカラを破り『自分らしさ』を出せる子が増え、この成長に喜びを感じ、一番安定している。担任は、園目標の最終確認に入り、一年間の集大成となるももの会に向け、クラス一丸となった姿を見て頂けるよう熱が入っている。

(園目標)
◎集団(クラス)の中で人とうまく付き合いながらより楽しい生活に向かっていく。

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