2学期

《年少組》他クラス交流
作品展の時期、クラスの中に作品や絵をセッティングすると、屋上でお昼ご飯を食べる事が多かった年少組。他クラスと大きなシートを繋げて準備を始める。すると「一緒に食べよ~。」「いいよ~!お隣どうぞ!」と会話が聞こえ、振り返ればクラスを越えて楽しそうにお弁当を広げている子どもの姿。「〇〇ちゃんと友達になったんだ~!」「ね~!」いつの間にか友達になっていた事に驚く。食べ始めると「今日のおにぎりの中身は何でしょうか?」隣のクラスから声がして、その会話を聞いていた子ども達は「ねえねえ、〇〇くんのおにぎりの中身何だと思う?」「うーん、梅干しかな?」「違うよ~、ヒントは魚!」「分かった、鮭だ!」「ピンポーン!」「じゃあ次は私のデザート当ててみてー。」と盛り上がっている。担任が早く食べ終わり近くで遊んでいると「〇〇ちゃん!あと少しだね!頑張れ~!」「ありがとう!」「あ、〇〇くんはあと少しではなまるちゃん!」(はなまるちゃんとは食べ終えた空のお弁当箱を担任に見せに行き、もらうご褒美の事)と違うクラスの子を気に掛けたり、先生の役割をしている姿も見られる。他方では、食べ終った子が「バナナ鬼しよ~!」「入れて~!」「いいよ~。」「バナナチーム集まれ~!」と様々な色の帽子をかぶった子ども達が集まり自然に遊びが始まっている事もある。1学期はクラス内での関わりが多かった子ども達も、2学期には遊びや行事を通して他クラスとの交流も増え、より積極的に関わっていく様子が見られる。また遊びだけでなく普段の生活から担任がいなくても他クラスや他学年の子に挨拶をしたりと、最近では自ら友達との関わりを求める姿が見られる。

《年中組》クリスマス飾り
12月に入り、クリスマスツリーの飾り付けを行った。「私の家のより大きい!」「早くやろうよ~。」と目を輝かせている子ども達。数人ずつ順番に行ったのだが、周りで見ている子からも「ここが空いてるよ!」「下の方も飾った方が良いんじゃない?」自然に声を掛け合い、皆で飾り付けを楽しんだのである。「窓にも飾りを付けたら、サンタさん気付いてくれそうだね!」こちらが声を掛けると「賛成!サンタクロースとかツリーが良いんじゃない?」「僕、作り方知ってるから教えてあげるね!」と早速作り始めることに。「サンタさんはまず三角に折って、次はこうするんだよ!」去年のことを思い出しながら教えているのだが「次はどうやって折るのか忘れちゃったな…。」と言う子がいると、「私お助けマンになるね!」「ここをこうして…そうそう上手だよ!」手順を子ども同士で教え合う姿が微笑ましい。「見てー、〇〇君のサンタさん笑ってる!」「ちゃんとお髭も付いてるよ!」「本当だ。私も描こう!」と会話の中からも友達を認めている。その後「輪飾りも作りたいね。」「〇〇くんも一緒に作ろうよ!」「そうしたらどれだけ長く作れるか競争ね!」とクリスマスに向け気持ちが高まっていく。しばらくすると「ねー、ねー、私のと繋げようよ!」「僕のも入れて~。」「良いよ~!」最後には皆の輪飾りを繋げていき「うわ~、すごい!」「長すぎだー!」「みんなで頑張ったね。」と嬉しそうな笑顔で完成を喜び合ったのである。自分のことだけでなく、周りにも目が向けられるようになり、困っている友達には手を差し伸べることが増えてきた今日この頃。何気ない気付きを共有し合うことで、より関わりが深まってきており、こちらも嬉しく感じる。

《年長組》もちつき
11月末頃から「もうすぐもちつきだよね?」「そうだね、寒い時にやったよね。」「楽しみだなぁ。」と期待を膨らませる様になってきた子ども達。「年中の時はこんな掛け声でやったよ。ぺったんぺったん~。」もちをつく姿を見せる子がいると「私達のクラスはどんなのだったっけ?」「こうだったよ!ぺったん~。」と去年の事思い出し懐かしんでいた。「年中の時よりもっとパワーアップさせた掛け声にしようよ!」「うん。パワーを出してぺったんした方が良いね。」「良い掛け声考えてこよう。」今までの経験から話が出る所はさすが年長。こうして各クラス思い思いの掛け声を決め、当日まで鼻歌の様に口ずさみながら待ちわびた。もちつきの朝、登園して来るなり「やっともちつきだー!!」「バス降りたらお米の良い匂いがしたよ。」「もうお腹空いてきちゃった。」「まだ朝だよ!?」「ははは!!」と大張りきり。もちつきの準備をしている園長先生の所へ皆で行き、炊き上がったもち米の湯気をあびると「うわーおもちになっちゃう。」とふにゃふにゃ体を動かす。「〇ちゃんのおもち美味しそう!」担任がほっぺを触ると「僕は辛いから気を付けて!」「私のはのびるんだよ。」「どれが1番美味しいかな?」皆で触れ合っていると「うわぁ!!」とほっぺとほっぺをくっつけ声を上げる2人。「どうしたの!?」「大変だ!僕と〇くんのおもちがくっついちゃった!!」「取れない。」「楽しそう。私達もくっつけよう。」「うん!!」どんどんくっつきもちが増えていき、もちごっこに発展していった。行事に向けてより楽しくするにはと自分達で考え、話し合いをしたり、積極的に活動出来る様になっている年長組。楽しい生活の中で自分を発揮しながら友達との仲も深まっている姿が感じ取れる2学期である。

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