《年長組》初めての絵の具画
5月14日美術の日、初めて自分の絵の具を使った。こちらが「今日は絵の具を使うんだって!」と伝えると「やった!」「早く使いたい!」楽しみに待つ子ども達。講師の古澤先生が部屋に入ると「おはようございます!今日絵の具使うでしょう?」「早くやりたい!」と言う。すると古澤先生が「絵の具は後でのお楽しみにしておいて、まずはクレパスでうずまきを描くんだけど知っているかな?」と言うと「知ってる!」「ぐるぐるしてるよね!」「カタツムリみたいな!」と皆どんどん答える。「じゃ今から先生が描くから皆は画用紙の真ん中を教えてね!ここ?こっち?」と聞くと「違う!」「もっと上!」「あーいきすぎ!」「ちょっと下!」といつの間にか古澤先生の手本に釘付けになっていた。うずまきの描き方を教えてもらい、1人1人個性豊かなうずまきを描いていった。そして待ちに待った絵の具。古澤先生が「まずはふた(パレット)を見てみよう。」と言うと「わぁー真っ白!」「ここに絵の具を入れるんだ。」「1・2…小さい部屋が8個ある!」「大きい部屋は4個だ。」とどんどん発見していく。「おーよく見つけられたね。それじゃ、8個の部屋に1つずつ絵の具を出してごらん。」と教わりやってみる。すると「青出したから次は赤にしよう。」「私はあと黄色と黒と…あっ!白がまだだ!」と自分で8色全ての色が出せる様考えながら行っていった。いよいよ自分のうずまきに絵の具を塗ってみると様々な所から「うわぁーきれい!」「楽しい!」「次はこの色にしよう!」と興奮する子ども達。「えーと、色を変える時はバケツで洗って涙(水滴)を拭いてあげるんだよね!」と古澤先生が言っていた約束もしっかり守っていた。しばらくすると「あっ!先生見て!紫になった!」「こっちはミルクティー色だ!」「私はオレンジ」「僕もオレンジ作りたい教えて!」と友達同士で教え合ったり、パレットをカラフルな色にしていく子ども達はとても楽しそうだった。そして様々なうずまきが完成し、古澤先生に「どれも良いなぁー!」「色がステキ!」と言われるとどの子も満足そうな表情をしていた。初めての絵の具画は、新しい道具(絵の具セット)の扱いに緊張しながらも沢山の発見があり、色の混ざり合う変化を楽しんだ子ども達。これからも様々な経験を通し、成長していける様援助していきたい。
《年中組》初めての体操
5月11日、晴天の下、体操服に着替えた子ども達が園庭に集まる。
この日は初めての体操。緊張した様子の子も多かったが、講師の和久(わく)先生から「わくわく先生って呼んでね!」と声を掛けられると「えー!?わくわく先生?」「あははー!」と一斉に笑いが起こり少しずつ緊張がほぐれる。そしてこの日はマットを使った。使うまで半分に折り畳んであるマットを見て、「何これー!」「何かワニみたい!」「食べられちゃうかも!」「きゃー!」と初めて見る道具に興味津々。マットの上に膝をついて進んだり、寝転んで回ったり、手と足を使って歩く等、色々な方法で触れていく。和久先生が見本を見せながら「出来る人ー?」と声を掛けると「はーい!」「早く早くっ!」とキラキラした目で手を挙げる子がいれば「出来るかなぁ。」と不安そうな子もいる。しかし、和久先生に「分からなくなったら教えてあげるから大丈夫だよ!」と言われると表情が和らいでいった。男女に分かれて1人ずつ行っていくのだが、並んでいる間も「〇ちゃん頑張れー!」「〇くん上手!」「ペンギンの真似してる!面白い!」「本当だ、あははっ!」と友達が行う様子を見て会話を楽しみながら自分の順番を心待ちにしていた。最後に「この道具の名前覚えてる?」と聞かれると「マットでしょ?」「もう覚えちゃった!」と得意気な様子で1つ新しい事を覚えた子ども達はとても嬉しそうだった。初日はこの様に真似をするので精一杯だったり緊張も見られたが、1学期も終盤となり今では「今日体操だよね!」と子ども達から声が上がる程大好きな体操。これからもマットや跳び箱等、体操ならではの道具に触れたり、楽しんで身体を動かしていきたい。
《年少組》初めてのプール
6月7日、年少初めてのプール。朝、幼稚園に来ると早速「プールバック持ってきたよ~。」「見て!私のはキティちゃん!」「あ!Aくんと同じだね。」と嬉しそうに見せてくれたり、朝の支度を終えると「水着着る?」「プールってどこにあるの?」と待ちきれない様子だった。各クラスプールの時間に合わせて着替え始めるが「どうやって着るの?」「これで合ってる?」と年少にとっては大変な事。「私の水着がないのー。」と困っていたので探していると、友達が間違えて着ていたり「これでオッケー!」と着替え終えた子を見てみると、パンツの上から水着を着ていたり、前後や裏表が反対になっていたりと思わず笑ってしまう場面もあった。しかし、着替え終えた子は困っている子の姿を見て「手伝ってあげる!」「こうだよ!」と優しく声を掛けてあげていた。そしてプールまで行くと「うわ~広い!!」と目を輝かせていた子ども達。最初に準備運動をし、初めてなので恥ずかしそうにしながらもプールの先生の真似をしていた。次にプールサイドに座り、水の中に足を入れ、自分で腕、お腹、おでこ、頭に掛けたり、バタ足をし、水に慣れる事から始めるが、特に足をバタバタさせると水しぶきが飛び散るのが面白く「キャー!冷たい!」「水が顔に掛かった!」と皆大興奮ではしゃいでいて可愛らしかった。次に膝下程の水の中を歩き、一番初めにやるAくんに注目が集まる。「お~上手だね。」と拍手が起こった。皆、最初は真剣な表情だったが、慣れてくると笑顔になり、ゴールにいる担任と元気よくハイタッチを交わした。また、水から出た後も友達と「イエーイ!」とハイタッチをしたり「水冷たいね。」「でも楽しかったね。」と笑い合っていた。プールに入れなかった子はフリーの先生と一緒に部屋でブロックやおままごとをして遊びながら過ごしている。プールの時間でも友達同士で助け合ったり、楽しく会話する姿が見られ、徐々に関係が深まってきている事を嬉しく思う。好奇心を持ちながら、水に慣れる様こちらも配慮していく。